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神戸市展


あけましておめでとうございます。を言う暇もなく、松の内が終了致しました。

年末年始は制作地獄で、初詣も13日にやっと行けました。

搬入2カ所を済ませて、やっとホッと一息つき、先に搬入していた神戸市展で神戸新聞社賞を受賞致しました。

今回は場所も日程も変わったので、制作時間が足らなくて、絶対無理だ。と絶望的状況の中、何かに憑かれたように『これは今年でなきゃダメな作品だ』と必死で制作。

本当のところは、まだ完成しておりません。

とりあえず額装までできる形にまで仕上げただけで、ここから少なくとも10日ぐらいは時間が必要です。

連日のハードな追い込み作業で視力が低下して見えない。

作品自体も白過ぎて見えない。

腱鞘炎で手首が痛い。肩こりと頭痛。

とまあ、視力の低下が細かいところが見えないので、チリを取るのも難儀していました。

遠くも近くも見えなくて、引いて全体を見わたそうとしても見えないし、とにかくこの作品は神戸で、今でなきゃならない。という思いがず〜っと心の中に引っかかって、それだけで間に合わせた次第でした。

搬入日しか頭になかったので、開催日が1月17日というのは気にしていなかったですが、1月17日は阪神・淡路大震災があった日です。

その日から始まる開催日に、展示して頂けるのが嬉しいです。

ルミナリエの光の中で、Amazing Graceの歌詞が見る人の心を包み込んで、穏やかな気持ちで過ごせたらいいなぁ。と思いました。

初めてルミナリエが開催された時に見た、ルミナリエの光を表現したかったのです。

とても寒くて、絶望的な時に、暖かく照らし出された光の回廊。足元はまだまだガタガタの舗装路。足元に気をつけながら、見上げる暖かくて優しい光。

本当に復興するのかな。復興できるのかな。

今は震災を知らない人もいて、震災のことはほとんどわからない街。

でも、空き地を見かけると、そこに住んでいた人が居たんだと思うと、時間が止まった気がします。

住んでいた町並みはすっかり変わりました。

それが良いとか、悪いとかはわかりません。

あの日から、『生かされている』気がするようになりました。

日々を大切に過ごすことは重要だと思います。

普通に暮らせることが、有り難く感じます。

作品は白過ぎて撮影不可能なので、画像がアップできません(^^;)

お時間ございましたら、ご高覧下さいませ。

神戸芸術センター6F

1月17日〜23日まで。(18日休館日)

10時〜17時30分(23日は14時30分まで)


 
 
 

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